ホーム納涼茂山狂言祭2012<あらすじ
「納涼茂山狂言祭2012」
■東京公演■


第2日 8月26日(日)14:00開演

みずかけむこ
水掛聟

舅と聟が所有する隣り合った二つの田んぼ。ある日、舅は自分の田から水がなくなっているのに気づきます。舅は聟の仕業と思い、二つの田を区切る畦を切り崩して、聟の田の水を自分の田に引いてしまいます。一方、同じく見回りに来た聟は、自分の田に水がないので、間の畦を切り崩して水を引き戻し…。

水をとり合う夏定番の狂言で、子どものように争う舅と聟の様子が面白い作品です。

さこんさぶろう
左近三郎

猟師の左近三郎が、狩りに行く途中で出家と出会います。道連れになりながら三郎は僧をなぶってやろうと、酒は飲むのか、妻はいるのかと問いただし、弓矢で脅し肯定させて笑います。しまいには自分を檀那(檀家)にしてくれと迫りますが、出家は「殺生をする者は檀那にできない」と断ります。そこから二人は殺生の是非について問答になり…。

猟師と出家という縁遠そうな二人。当時の法語や因習にちなんだ問答など、珍しい趣をお楽しみください。

せいらい
政頼

「仏教が広まったせいで地獄へ落ちるものが少ない」と嘆く閻魔王。眷属たちと共に六道の辻まで出てきて亡者を責め落とそうと待ちうけます。そこへ政頼という名の鷹匠が訪れ、殺生の罪で責められますが、政頼は「殺生するのは鷹であって自分に罪はない」と言い張ります。閻魔王に鷹の子細を語れと言われ、語りはじめた政頼は…。

2006年に40年ぶりに復曲された作品の6年ぶりの再演。茂山七五三演じる政頼による鷹の語りや、眷属たちを巻き込んだ鷹狩りの再現は必見です。


大阪公演
7月28日(土) /  7月29日(日)

東京公演
8月25日(土) /  8月26日(日)

■ホームへ戻る
■「納涼茂山狂言祭2012」詳細ページへ戻る


Copyright(C) SECTOR88 All Right Reserved. 
内容を無断転用することは、著作権法上禁じられています。