大名／茂山童司　饅頭売り／茂山あきら

都の土産に饅頭を買いに来た大名が、饅頭のうまさを確かめようと「代金は払う」と言って饅頭売りに全て食べさせますが、代金を払わず立ち去ろうとするので饅頭売りは…。
今回、春狂言のために茂山あきらが復曲上演いたします。

太郎冠者／茂山七五三　主／茂山千三郎　何某／丸石やすし

博打で大負けした主は、太郎冠者を何某のもとに使いにやります。太郎冠者は自分が借金のカタにされたと知り、すねて全く仕事をしようとしません。主人への忠誠心に厚く、時にお調子者の太郎冠者の人間味あふれる姿が魅力です。

彦市／茂山逸平　天狗の子／茂山茂　殿様／茂山宗彦　笛／森田保美

うそつきの名人・彦市は天狗の子から隠れ簑をだまし取り、殿様からは天狗の面と鯨の肉をせしめます。しかしすぐに面と肉は天狗の子に取られ、隠れ簑も妻に燃やされてしまい…。
昭和30年に初演されて以来、熊本弁をとり入れた台詞回しや、個性あふれるキャラクターで笑える・癒されることまちがいなしの人気作品です。

果報者／茂山七五三　太郎冠者／茂山宗彦　すっぱ／茂山茂

宝比べに参加したい果報者は太郎冠者に宝物を買いに行かせますが、すっぱに騙された太郎冠者の買ってきたのは、なんと姿の消えるという“隠れ笠”。
太郎冠者の必死の言い逃れがほほえましい笑いを誘います。

太郎冠者／茂山あきら　主／増田浩紀

主に呼び出されて謡を謡うよう命じられた太郎冠者は、今後たびたび謡わされてはかなわないと、酒を飲んで女房の膝枕でないと謡えないと嘘をつきます。
寝たり起きたりしながら朗々と謡い、だんだんと興にのってくるという演者の仕どころかつ聞きどころ満載の作品です。

ほたる源氏／茂山逸平　あれ光／茂山茂　それ光／茂山宗彦　とうふの中将／茂山童司
あだしの／丸石やすし　おばんの典侍／茂山千三郎　地ノ語／茂山あきら　笛／森田保美

“ほたる源氏”に“とうふの中将”……どこかで聞いたことのある色男たちが、刺激的な恋を求めて理想の女性を探しに行かせます。おばんの家で鉢合せした二人の恋の行方はいかに！？
「源氏物語」のエピソードをパロディ化し、狂言仕立てにした作品。２世茂山千之丞が描いたユーモアたっぷりの笑いをお楽しみください。

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